遠隔画像診断サービスのセキュリティの必要性や対策のポイントなどを紹介しています。
遠隔画像診断サービスは、遠隔地で画像診断を行います。実際に画像を撮影した現場で読影をするのであれば、ネットワークを介する必要もなくその場にいる人のみしか閲覧できない環境は容易に作り出せるでしょう。しかし遠隔地となると、どうしてもデータを送るためにネットワークを使用しなくてはなりません。
そこで発生するのが、セキュリティ問題です。大事なデータを、セキュリティ対策が甘かったばかりに漏洩してしまったり、不正アクセスされるような状況を許していたりすると、重大な問題となってしまうでしょう。もちろん依頼した側にも、責任は伴います。
遠隔画像診断サービス時の情報漏洩や不正アクセスには十分気を付けなくてはなりません。
画像の受け渡し方法は、セキュリティ対策における大きなポイントです。画像は、インターネットを介さない状態のネットワーク環境でやりとりできるのが理想です。できるかぎり閉鎖された空間でやりとりをすると、外部からの不正アクセスの心配もなく、情報漏洩のリスクも軽減するでしょう。
遠隔画像診断サービスを提供している会社をチェックする際は、プライバシーマークを取得しているかどうかも合わせてチェックしましょう。プライバシーマークがある会社なら、セキュリティ対策をしっかりしていると判断できます。特に、保健福祉医療分野におけるプライバシーマークは、一般的なプライバシーマークと比較すると審査も厳しいです。
プライバシーマークを取得している会社であれば、依頼する画像が漏洩するリスクや不正アクセスによる被害を受ける可能性も少なくなります。
依頼する側も相手任せにせず、セキュリティ対策に関する知識は必要です。自分自身で知識を身につければ、会社がどのようにセキュリティ対策に向き合っているのかも理解できるようになるでしょう。セミナーや説明会などが開催されていることもあるため、理解を深めたいときはぜひ参加してみてください。
遠隔画像診断サービスの普及が著しい今だからこそ、セキュリティの大切さをもう一度理解し、不安なく依頼できる会社を見つけましょう。画像データのやりとりの方法やプライバシーマークの取得があるかどうか、そしてその他にも、独自でどのような取り組みを行っているのかなども合わせてチェックできると、よりセキュリティ対策が強固な会社が見つけられます。
情報漏洩による問題は、患者様をも巻き込む大きな問題です。だからこそ、もしもの問題が起こることにないように、依頼する段階でしっかりと確認しましょう。
以下ページでは、遠隔画像診断サービスの基礎知識やその他の関連情報をそれぞれの記事で詳しく紹介しています。遠隔画像診断サービスの依頼を検討している方、遠隔画像診断サービスに興味のある方はぜひ参考にしてください。
重要所見を見落とす主な原因と防ぐ方法を解説しているほか、遠隔画像診断サービスにより重要所見を拾い上げられた事例を掲載しています。
一般社団法人遠隔画像診断サービス連合会に所属する企業委託型の遠隔画像診断サービスを対象として調査を実施(※1)。遠隔画像診断サービス選びにおいて欠かせない「品質・信頼性」「セキュリティ」「対応時間」という3つのポイント別に、おすすめの遠隔画像診断サービス提供企業を紹介しています。
自社開発クラウドシステムによる医師不足による医療の現場をサポート。
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調査時期:2022年11月~12月時点/下記条件に沿って調査・選定
調査対象:一般社団法人遠隔画像診断サービス連合会(ATS)に所属する正会員55社のうち、公式HPにて遠隔画像診断サービスの詳細を確認できた27社(病院連携型を除く)
【選定条件】
(1)品質・信頼性:調査対象の中で、二次読影とレポートチェックを実施しており、登録読影医の個別情報(経験年数・資格・領域等)を唯一公開していたワイズ・リーディング
(2)セキュリティ:調査対象の中で、保健医療分野のプライバシーマーク(MEDIS)取得情報と、データセンターの多重拠点化情報(災害対策)を唯一確認できたセコム医療システム
(3)対応時間:調査対象の中で唯一、遠隔画像診断の依頼受付・当日返却を24時間・365日体制で実施している情報を確認できたドクターネット