京都大学医学部と連携している京都プロメドのサービスを調査しました。遠隔画像診断サービスの料金情報、品質やセキュリティ、対応時間に関する情報をご紹介しています。
初期費用 | 簡易タイプ:0円 標準タイプ:198,000円 システム連携タイプ:198,000円~ |
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月額費用 | 簡易タイプ:0円 標準タイプ:55,000円 システム連携タイプ:55,000円~ |
読影費用 | CT/MR/RI:3,300円/件 マンモグラフィ:1,650円/件 胸部単純写真:550円/件 胃透視検査:1,100円/件 |
上記はすべて税込です。標準タイプとシステム連携タイプの初期費用には、NTT西日本専用回線設置工事費(税込88,000円)、GW機器設置費用、交通費が含まれます。簡易タイプは現地対応が必要な場合に限り別途費用が発生。
また、標準タイプとシステム連携タイプの月額費用には、NTT専用回線料、通信ルーターのレンタルおよび保守料・紙伝票運用時の代行入力料などが含まれます。使用機器の台数、スペック等により変動するのでご注意ください。
読影費用は全タイプ共通ですが、1時間以内に返送してくれる緊急読影(1件あたり税込550円)、スライス枚数加算(500スライスにつき税込550円)など、依頼内容によってオプション料金が発生する可能性があります。
京都プロメドの遠隔画像診断サービスで読影を手掛けているのは、京都大学医学部に所属する放射線診断専門医。読影センターを自社で保有・運営しており、大学や病院に引けを取らない読影環境を整えています。
読影センターには、常時7~8名、最大13名の医師が勤務(※1)。複数人の医師が議論を交わすことで、多角的な視点を踏襲した読影レポートを作成しています。
また、読影医の育成・スキル向上を目的としたセミナーを開催したり、教育用のシステムを導入したりすることで、日本の医療業界に貢献しています。
京都プロメドの遠隔画像診断サービスを利用するにあたり、画像・読影データは「NTT京都データセンター」に保管されるため、災害によるデータ紛失のリスクを低減できます。
また、画像・読影データの送受信は、NTT西日本の専用回線IP-VPNを使用。情報漏洩等のセキュリティ対策をしながら、高速なデータ通信環境を可能にしています。
2022年7月には保健医療分野のPマークを取得(※2)。読影センターの入室はカードキーを利用して、個人情報の漏洩防止に努めています。セキュリティに関して高い意識で取り組んでいる企業だと言えるでしょう。
平日は9時から19時、土曜は9時から17時にかけて読影依頼を受付。原則当日中の返却、夕方以降の依頼は翌日午前中の返却としています。
日曜・祝日は緊急読影のみ、9時から16時にかけて依頼を受付。1時間以内に読影レポートを作成・返却しているので頼りになるでしょう。
契約形態は簡易タイプ、標準タイプ、システム連携タイプから選択可能。簡易タイプなら、申し込みテストの翌日(画像送信テスト後)からサービスを利用できます。
京都プロメドの遠隔画像診断サービスは、初期費用・月額費用の簡易タイプがあるのが魅力。月間依頼件数の上限もなく、読影料金のみで依頼可能です。イニシャルコストを抑えて遠隔画像診断サービスを利用したい医療機関におすすめです。
京都プロメドの他にも、当メディアでは迅速かつ柔軟に依頼できる遠隔画像診断サービスを厳選して紹介しています。「常勤の放射線診断専門医が辞めてしまった」「画像診断報告書の作成が間に合っていない」「専門外なので放射線診断専門医の所見がほしい」等の悩みを解決したいドクターは是非参考にしてみてください。
自分で診断できない整形外科や婦人科の読影を依頼しています。もちろん自分なりに診断もしますが、返信レポートを見るとじん帯切断や半月板損傷など、専門医ならではの所見に驚くことが少なくありません。的確なレポートのおかげですばやく症状に合った専門医をご紹介できますので、治療の選択に役立っていますね。
また、脳神経外科と神経内科はまったく異なる分野ですから、パーキンソン病や内縁疾患、難病など神経内科の病気を発見いただいたこともありました。
私のような開業医は常に一人で患者様と向き合っていますから、他の医師の意見をお聞きできる京都ProMed CLはとても心強い存在です。総合診療を提供していくうえでも、欠かせないツールになっていますね。
京都プロメドの場合はメインの遠隔読影サービスの設備を利用すれば、回線をシームレスに共有してJoinを使うことができるので、初期投資をほとんどかけずに済みます。
患者さんの情報はIDだけで読影データを管理・判別して、セキュアな通信環境を通じて医師同士が共有できるのでセキュリティも安心なところがいいですね。患者さんの名前は出さず、IDのみでやりとりするので、身元が外部に漏れることがありません。
どこの病院でもシステムはほしいと思っているんですが、やっぱり費用とセキュリティがネックなので、京都プロメドの読影サービスに出会ったことで、本当にいいコミュニケーション環境も手に入れたと感じています。
重要所見を見落とす主な原因と防ぐ方法を解説しているほか、遠隔画像診断サービスにより重要所見を拾い上げられた事例を掲載しています。
一般社団法人遠隔画像診断サービス連合会に所属する企業委託型の遠隔画像診断サービスを対象として調査を実施(※1)。遠隔画像診断サービス選びにおいて欠かせない「品質・信頼性」「セキュリティ」「対応時間」という3つのポイント別に、おすすめの遠隔画像診断サービス提供企業を紹介しています。
自社開発クラウドシステムによる医師不足による医療の現場をサポート。
急なご依頼にもカスタマーチームによる
安心のサポート体制
調査時期:2022年11月~12月時点/下記条件に沿って調査・選定
調査対象:一般社団法人遠隔画像診断サービス連合会(ATS)に所属する正会員55社のうち、公式HPにて遠隔画像診断サービスの詳細を確認できた27社(病院連携型を除く)
【選定条件】
(1)品質・信頼性:調査対象の中で、二次読影とレポートチェックを実施しており、登録読影医の個別情報(経験年数・資格・領域等)を唯一公開していたワイズ・リーディング
(2)セキュリティ:調査対象の中で、保健医療分野のプライバシーマーク(MEDIS)取得情報と、データセンターの多重拠点化情報(災害対策)を唯一確認できたセコム医療システム
(3)対応時間:調査対象の中で唯一、遠隔画像診断の依頼受付・当日返却を24時間・365日体制で実施している情報を確認できたドクターネット