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遠隔画像診断サービス受診の流れについて

医療業界で遠隔画像診断サービスが注目されていますが、導入前に確認しておきたいのがサービスを受診する流れです。どのように受診するかが分かれば、導入してからのイメージがしやすくなるでしょう。

ここでは遠隔画像診断サービス受診の基本的な流れと読影事例を紹介します。これから導入を検討している医療機関の方々は、ぜひ参考にしてください。

基本的な遠隔画像診断受診の流れ

よりスピーディーに正確に画像診断ができる遠隔画像診断。基本的な流れは、以下のとおりです。

画像撮影

まずは病院で画像を撮影するところから始まります。正確な診断が行えるように、品質の高い画像の撮影が必要です。診断をするにあたって必要な部分を撮影できていなければ意味がありません。

再度画像が撮り直しになると、患者さんにも来院してもらう必要があり、手間がかかります。どんな疾患を疑っているのか、疾患を診断するために必要な画像はどんな種類なのかを確認してから撮影しましょう。

画像データの送信

撮影されたデータを電子的に保存し、インターネットを介して専門の遠隔画像診断センターや担当医師に送信します。送信の際に気になるのは情報漏洩ですが、患者さんの大切な個人情報を守るために、各サービスがセキュリティ対策を施しています。各サービスのセキュリティ対策を把握したうえで、画像データを送信しましょう。

診断

画像を受信した放射線科医や専門医が、遠隔で診断を行います。依頼を受けた医師は専用ソフトウェアを使って受信した画像を確認したうえで、診断結果を作成するのが一般的です。

診断結果の報告

専門医によって診断が完了すると、診断結果や所見がレポートとして作成されます。画像データとともに患者が画像を撮影した医療機関に返送されると、遠隔画像診断は完了です。診断結果をもとに、患者さんの治療方針などを検討します。

遠隔画像診断サービスの読影事例

遠隔画像診断サービスのメリットをより深く理解できるように、読影事例をご紹介します。

頸椎ヘルニアの読影事例

左手の痺れが長く続くことで病院を受診し、頚椎ヘルニアであるとの診断が下ったケースです。「手術をするしか方法がない」といわれたことに対し、手術への不安と「他にも治療法はあるのではないか」という疑問から、遠隔画像診断サービスを利用しました。

遠隔画像診断を行った専門家らの診断も同じく頸椎ヘルニアであり、治療法は手術しかないという結果を受けて、患者さん自身が手術を決意できました。

参照元:セカンドオピニオン.com(https://secondopinion-japan.com/about/case/case_remote/

椎間板ヘルニアの読影事例

通院している病院で椎間板ヘルニアと診断されたケースです。「どの箇所にヘルニアが出ているのか」「症状に影響があるのか」を確認するために、遠隔画像診断を依頼しました

画像診断により足のしびれの原因が判明して、不安が解消されました。

参照元:セカンドオピニオン.com(https://secondopinion-japan.com/about/case/case_remote/

遠隔画像診断サービスの流れを理解してサービスを導入しよう!

遠隔画像診断サービスは、画像診断に特化したサービスです。「自院で画像診断をできるけれどより専門的な知識を持った医師に依頼したい」「画像診断をする医師がそもそも病院にいない」「患者さんの不安や疑問を解消するためにセカンドオピニオンとしての立ち位置で画像診断を依頼したい」など、さまざまな要望に応えてくれます。

主治医としても、専門医による画像診断の結果も得ることで、自分の診断結果にも自信がもてるでしょう。

遠隔画像診断サービスには、さまざまな種類があります。そこで以下の関連記事も参考にして、サービスの内容や費用・結果が出るまでのスピードなどを含め、利用しやすいサービスを提供してくれる遠隔画像診断サービスを見つけましょう

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重要所見の見落としを防ぐ
遠隔画像診断
サービスの仕組み

重要所見を見落とす主な原因と防ぐ方法を解説しているほか、遠隔画像診断サービスにより重要所見を拾い上げられた事例を掲載しています。

重視するポイント別に見る
企業委託型の
遠隔画像診断サービス3選

一般社団法人遠隔画像診断サービス連合会に所属する企業委託型の遠隔画像診断サービスを対象として調査を実施(※1)。遠隔画像診断サービス選びにおいて欠かせない「品質・信頼性」「セキュリティ」「対応時間」という3つのポイント別に、おすすめの遠隔画像診断サービス提供企業を紹介しています。

読影の品質や信頼性
重視するなら
チェック体制と自社開発クラウドシステムで選ぶ
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画像引用元:ワイズ・リーディング公式サイト
(https://www.ysreading.co.jp/service/ys-report)

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画像引用元:ドクターネット公式サイト
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調査時期:2022年11月~12月時点/下記条件に沿って調査・選定
調査対象:一般社団法人遠隔画像診断サービス連合会(ATS)に所属する正会員55社のうち、公式HPにて遠隔画像診断サービスの詳細を確認できた27社(病院連携型を除く)

【選定条件】
(1)品質・信頼性:調査対象の中で、二次読影とレポートチェックを実施しており、登録読影医の個別情報(経験年数・資格・領域等)を唯一公開していたワイズ・リーディング
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