遠隔画像診断サービスの診療情報管理

遠隔画像診断サービスを利用する際は、セキュリティ面の不安を感じる人も多いでしょう。患者さんの大切な診療情報を守るために、セキュリティを徹底しなくてはなりません。ここでは遠隔画像診断サービスの診療情報管理の問題点、その問題点に関する解決策を紹介します。

遠隔画像診断サービスにおける診療情報管理の問題点

情報の改ざん

データとして情報を提供する際、適した方法で行わないと「改ざん」のリスクもあります。IT分野における改ざんは、無断でコンピューターにアクセスし、データや設定を管理者の意図しない状態に変更する行為のことです。画像やデータが改ざんされてしまうと、本来行われるべき治療ができず、患者の命にも関わる問題に発展してしまいます。

患者の個人情報漏洩

遠隔画像診断で使用するデータは、患者自身の個人情報です。個人情報漏洩はあってはならないことであり、世の中でも大きな問題として取り上げられています。遠隔画像診断サービスを利用する際には、気を付けるべきポイントです。

診療情報管理の問題点に対する解決策

個人情報は安易に放置しない

診療情報管理の基本は「意識すること」です。診療情報が患者さんにとって大切な個人情報であることを肝に銘じましょう。個人情報を安易に放置しないように徹底する、という姿勢を持つことが大切です。

パソコン上のデータはロックをかけ、二段階認証も利用するなど、十分な対策を講じましょう。

ウイルスソフトは最新化する

どれだけロックをかけて情報が漏れないようにしていても、外部からパソコンに侵入されてしまうリスクがあります。

情報漏洩を防ぐために役立つのが、ウイルスソフトです。ウイルスから機器を守り、不正アクセスなどが発生しないようにする目的で用いられます。ただし、世に出回るウイルスは変化し続けているため、最新化しなくてはなりません。常に最新の状態に保ち続け、ウイルスからデータを守りましょう。

不要なソフトは使用しない

遠隔画像診断サービスを利用するパソコンに不要なソフトをインストールしないという心掛けが大切です。

外部からの侵入リスクはどこに潜んでいるかわかりません。不要なソフトの使用やインストール、アクセスなどを避けましょう。

診療情報管理体制を整えたうえで遠隔画像診断サービスを利用しよう！

遠隔画像診断サービスは、専門家の意見を参考にできる、人手不足の解消になるなどさまざまなメリットがあります。診療情報管理体制を整えていれば、医療機関にとってとても役立つサービスです。

まずは診療情報管理体制の見直しをはかり、遠隔画像診断サービスを利用しましょう。以下ページでは、遠隔画像診断サービスの基礎知識やその他の関連情報を紹介しています。これから画像診断サービスの依頼を考えている方は、ぜひ参考にしてください。