精巣疾患は進行が比較的早いものもあることから、的確な画像診断が重要とされます。精巣の遠隔画像診断は、院内で撮像した画像を専門機関へ送信することで泌尿器領域に知見のある読影医からのレポートを受け取れる仕組みです。精巣の遠隔画像診断で主に用いられている方法と画像診断で分かる病気などを紹介します。
組織の違いを描出できる検査であるMRIは、精巣の検査に用いられることがあります。遠隔画像診断を行う場合は複数の撮像条件をまとめて送信し、腫瘍性病変かどうか、悪性を疑う所見がないかを多角的に確認する形が一般的です。
費用の相場は、1件あたり2,500円~3,500円程度ですが、場合によっては1万円ほどかかることもあります。撮像条件や依頼内容によって費用は異なります。
精巣がんの可能性がある場合、精巣がんは転移のおそれがあることから、CT検査などで他臓器への転移などを確認します。使用されるのは、主に造影CTです。CTの遠隔画像診断にかかる費用はMRIと同程度、もしくはやや低めとなります。
外来や初期診療で実施しやすいことから広く行われているのが、エコーによる画像診断です。精巣の大きさや内部の状態などを確認する目的で行われます。検査によっては痛みを感じるものもありますが、エコーによる検査は、一般的に侵襲が少ないとされています。
遠隔画像診断を利用する場合、かかる費用は1件あたり2,000円~4,000円程度であり、MRIやCTと比較すると低めに設定されていることもあります。
精巣がんは、若年層で発症が確認されるケースもある疾患です。画像上の変化が小さい段階では気づきにくい病気ではありますが、しこりの形がはっきりしているか、内部の様子に偏りがないかなど、基本的なポイントを一つずつ確認します。
正常な組織と見分けがつきにくい小さな変化は、評価が難しい場合があります。院内では判断が難しい場合、遠隔画像診断を利用して第三者の視点で所見を整理することで適切な対応を検討しやすくなるでしょう。
精巣上体炎・精巣炎は、痛みや腫れなどの症状がみられるケースもありますが、画像でははっきりとした変化が見られないこともあります。専門的な知見が求められるケースもあることから、遠隔画像診断では大きさの違いや左右差、血液の流れの変化などを総合的に判断します。
特に症状が出始めたばかりの初期段階は見落としやすいため、注意が必要です。
精索静脈瘤や軽い外傷による変化など、その他の疾患についても遠隔画像診断を活用するケースがあります。程度が軽いと見逃されやすい傾向がありますが、複数の角度から撮像した画像や動画を送ることで遠隔であっても状況を把握しやすくなります。
院内のリソースが限られている中でも専門性の高い読影につなげたいと考えているのであれば、精巣の遠隔画像診断サービスを活用してみてはいかがでしょうか。病院の中には医師不足に陥っているケースもありますが、遠隔画像診断を利用することで医師の負担軽減につながるだけではなく、診療の質の向上が可能です。
以下では、その他領域の遠隔画像診断の活用例やサービスを利用する上で確認しておきたいポイントなどを紹介しています。こちらもぜひご覧ください。

重要所見を見落とす主な原因と防ぐ方法を解説しているほか、遠隔画像診断サービスにより重要所見を拾い上げられた事例を掲載しています。
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