マンモグラフィは、乳がんの早期発見に有効な検査方法ですが、読影には専門的な知識と経験が必要です。
遠隔画像診断は、専門の放射線診断医が遠隔地から画像を読影し、診断結果を提供するサービスです。医療施設は専門医のいない地域でも、質の高いマンモグラフィ検査の実施が可能となります。
ここでは、マンモグラフィの検査方法や遠隔画像診断サービスの特徴、料金やマンモグラフィの遠隔画像診断でわかる病気について紹介します。
マンモグラフィは、乳房専用のX線撮影装置を用いて乳房を撮影する検査です。触診では発見できない微細な石灰化や腫瘤を検出し、乳がんの早期発見に役立ちます。特に、乳がんの発症リスクが上昇する40歳以上の女性に対して推奨されています。
乳房を圧迫して撮影する必要があるため、不安や痛みによって検査を避ける人も一定数いますが、乳がんをはじめとして乳房の疾患を診断するためには重要な検査です。
ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある人、心臓ペースメーカーを装着している人、豊胸手術を受けた人はマンモグラフィでの検査が受けられない可能性があるため、検査時は慎重に判断しましょう。これらの方は、代替として乳房超音波検査(乳腺エコー)を検討することが推奨されます。
ここからは、検査方法と料金を見ていきましょう。
マンモグラフィは、乳房専用のX線撮影装置を使用して、乳房内部の状態を画像化する検査です。検査時には、乳房を圧迫板で挟み、薄く広げることで微細な病変を発見しやすくします。この圧迫によって画像の鮮明度が向上し、同時に被ばく量も抑えることが可能です。通常は、左右それぞれの乳房を異なる2方向から撮影し、合計で4枚のX線画像を取得します。
検査時間の目安は10〜15分程度です。閉経前の女性は乳腺が発達しており、マンモグラフィ検査では画像が見えづらくなることがあります。そのため、乳腺の状態が比較的落ち着いている月経終了後1週間以内の検査が推奨されています。
マンモグラフィの遠隔画像診断を依頼する場合、目安となる料金は1,300~2,000円ほどです。ただし、診断までの日にちを短縮したい、他の遠隔画像診断と一緒に依頼したいなどの場合は内容によって費用が変動する場合もあります。
依頼の際は見積もりをとるなどして、実際の費用をチェックしましょう。
マンモグラフィは、乳がんの早期発見に有効です。特に、微細な石灰化や腫瘤、構築の乱れを検出することで、初期段階の乳がんを見つけることが可能です。これらの所見は非常に小さく、見落とされやすいため、経験豊富な専門医による読影が求められます。
また、乳腺密度が高い女性の場合、腫瘤があっても乳腺に隠れて見落とされやすいため、専門医による確認が求められます。
乳腺組織が過剰に増殖する乳腺症、乳腺にできる良性腫瘍の線維腺腫、乳腺に液体がたまる嚢胞などの良性疾患も、マンモグラフィで検出できます。これらは悪性ではありませんが、定期的な経過観察が必要です。
特に、嚢胞は液体を含む袋状の構造になっているため、マンモグラフィだけでは判断が難しい場合があります。マンモグラフィでの結果を踏まえ、超音波検査と併用することで、より詳細な評価が可能です。
乳腺内に沈着する微細な石灰化は、良性の場合もありますが、乳がんの初期兆候として現れることもあります。特に、不規則な形状や集簇した石灰化は注意が必要です。
こういった所見は見落とされやすいため、経験豊富な医師による専門的な読影が重要になるでしょう。
遠隔画像診断の活用により、高品質な診断サービスを提供することが可能です。専門医のいない地域でも適切な検査の提供が可能となり、乳がんの早期発見・早期治療に貢献します。
また、ダブルチェック体制を導入することで、診断の精度向上や診断の見落としリスク低減にもつながります。医療施設としては、これらのメリットを踏まえ、遠隔画像診断の導入を検討しましょう。

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