歯科や口腔外科領域で治療計画を立てるうえで重要となるのは、検査画像の読み取りです。口腔の遠隔画像診断は、院内で撮影した画像を専門機関に送り、評価を受ける仕組みとなっています。
人手不足や専門医の不在といった課題を抱えている医療施設を支える手段の一つです。ここでは、口腔の遠隔画像診断について、方法や料金、発見できる可能性のある病気などを解説します。
口腔内レントゲンは、歯や顎の骨、歯周組織の状態を把握するために用いられている画像診断ツールです。歯科医療の現場で特に多く用いられており、X線を使用してこれらの状態を評価します。
撮影にかかる時間が短く、患者の負担が少ない検査方法です。レントゲンの遠隔画像診断を専門機関に依頼する場合、料金は1件あたり数千円程度です。
歯科用CTは、インプラント治療や親知らずの抜歯前評価、矯正治療のための精密検査などで多く利用されている検査機器です。
神経管との位置関係や骨内部の状態を確認するためにも用いられます。また、顎関節症の原因特定や複雑な根管治療における感染部位の特定にも用いられます。
遠隔画像診断を依頼する場合にかかる費用の目安は、1件あたり3,000円からです。
MRIは、口腔がんや顎関節症、神経由来の症状や原因不明の痛みがある場合などに用いられる検査方法です。
軟部組織を評価する場合、CTよりもMRIが適しています。CTと組み合わせて検査することもあります。MRIの遠隔画像診断を利用する場合、費用の目安は1件あたり3,000円からです。
口の開閉時に違和感や痛みがある場合に疑われる顎関節症の診断は、CTやMRIなどの画像で行われます。たとえば、MRI検査では関節円板の位置や形態、その周囲組織の情報が得られます。その結果をもとに、治療計画を立てることが可能です。
特に初期段階は変化が小さく、院内読影だけでは判断が難しいこともあります。そのため、保存的治療や精密検査の実施を迷っている場合は、遠隔画像診断を活用するとよいでしょう。
顎の骨の中に生じる病変は痛みなどの自覚症状が出にくく、レントゲン撮影をした際に偶然見つかることもあります。
遠隔画像診断では、経過観察でよいのか、追加検査が必要かなどを判断できます。
病変によっては歯根周囲の炎症と見分けがつきにくいものもあるため、見落としには注意が必要です。診断の確実性を高めるためにも、遠隔画像診断による第三者の視点が役立ちます。
口腔がんの診断で使用されるのが、CTやMRI、エコーなどです。視診・触診も行われますが、骨への影響を調べるためには画像診断が必要です。初期のものほど炎症による変化と区別がつきにくく見落としてしまうこともあるため、専門家による遠隔画像診断の必要性は高いといえます。
口腔領域は歯や骨、軟部組織が複雑に関係していることもあり、専門医であっても判断を迷うことがあります。自院だけで判断ができない場合は遠隔画像診断を活用しましょう。
以下のページでは、口腔以外の領域における遠隔画像診断の活用例や遠隔画像診断を導入する際に確認しておきたいポイントなどを紹介します。こちらもご覧ください。

重要所見を見落とす主な原因と防ぐ方法を解説しているほか、遠隔画像診断サービスにより重要所見を拾い上げられた事例を掲載しています。
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