下垂体は、脳に存在する直径1cm程度の内分泌器官です。その役割から「ホルモン分泌の司令塔」と呼ばれています。ここでは、下垂体の遠隔画像診断の方法と料金、遠隔画像診断で分かる下垂体の病気を紹介します。
下垂体疾患のスクリーニング検査に、CT検査が用いられています。CT検査のメリットは、MRI検査に比べて検査時間が短いことです。
ただし、CT検査のみで下垂体疾患を必ず検出できるわけではありません。また、断層面を自由に撮影できないため、小さな下垂体腫瘍は見逃されやすい傾向があります。
遠隔画像診断の料金はサービス内容や契約形態、撮影条件などによって大きく異なりますが、相場は次の通りです。
| 項目 | 料金相場 |
|---|---|
| 読影費用 | 2,000~3,000円程度/件 |
| 部位加算 | 1,000~3,000円程度/部位 |
| 時間外加算 | 500~1,000円程度/件 |
MRI検査は、下垂体疾患の標準的な画像診断として用いられています。下垂体を明瞭に描出でき、小病変も検出しやすいためです。また、放射線被ばくのリスクがありません。
検査の対象となる主な疾患は、次の通りです。
遠隔画像診断の料金はCT検査と大きく変わりませんが、サービスによって大きく異なるため、依頼前に確認しておきましょう。脳MRIについては、以下のページに詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。
下垂体腺腫は、下垂体前葉で発生した腫瘍です。ホルモンを産生してホルモン分泌異常を引き起こす機能性下垂体腺腫と、ホルモンを産生しない非機能性下垂体腺腫に分かれます。ホルモン産生の有無を問わず、腫瘍が大きくなると視野障害が引き起こされます。
微小な腫瘍の検出には、造影MRI検査が有効です。また、画像検査に加えて視力検査や視野検査、ホルモン検査も行います。
下垂体卒中は、下垂体腺腫の中で出血や梗塞が起き、次の症状が現れる疾患です。
眼症状は、体積を増した腺腫が視神経や動眼神経を圧迫することで生じます。特徴的な症状と下垂体腺腫が確認された場合は、下垂体卒中が疑われます。緊急性が高いため、早期に画像検査を実施し、適切に対処することが重要です。
下垂体はサイズが非常に小さく、構造も複雑な内分泌器官です。病変を区別しにくいため、読影には高い専門性が求められます。放射線専門医を確保できない医療機関では、遠隔画像診断サービスを活用すると見落としを防ぎやすくなります。費用やメニューはサービスにより異なるため、詳細を確認してから利用することが重要です。
本サイトでは、遠隔画像診断に関する記事を掲載しています。利用を検討している方は、以下の関連記事も参考にしてください。
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